ドイツ旅行記 あとがき

やっとこさ、ドイツの旅行記を終わらせることができました。

ドイツは地味なイメージがあり、行って見た正直な感想は、やっぱり地味だ、ということ。どうしても同じヨーロッパの中の、華やかなるフランス、太陽あふれるイタリア・スペイン、おしゃれなイギリスなどと比較するとイメージは暗い。 でも、絶対に行く価値はあると思います。あの美しい町並み・・・どの町にいっても本当にすばらしい町並みでした。

戦争の爪あとがひどいはずなのですが、この国民性のすばらしさですかね。かなり元通りに復興されています。日本は古き良き町並みをほとんど失ってしまったというのに・・。

面白かったエピソードは、

ごみの分別をしっかりする : もし分別がちゃんとできていない家庭があったら、指導員がごみの出し方について、家まで教えに来るそうです。

庭をきれいにする : 豪華に飾ってなくても、きれいにしていないと、これまた指導員が来て注意するそうです。

サラリーマンは週休2・5日 : 金曜日は半ドンだそうで、午後になると道路は渋滞。実際、私たちも巻き込まれましたっけ。

ドイツ人は凝り性 : ヨーロッパ人の中でも、ドイツ人はパックツアー旅行が好きな国民らしい。 バスでツアーし、日本人が2,3時間で引き上げてしまう観光名所(たとえば、ポンペイの遺跡)を一日中かけて、隅から隅まで仔細に観光するそうです。 しかも、食事のおいしいイタリアまで来て、なお、駐車場でソーセージを焼いて食べているとか?! 

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私の旅行記に期待されてた方・・・というのはほとんどいないでしょうが、自分の海外旅行体験を忘れないうちに記しておきたいというのが私の目的なので、とりあえず、ドイツ旅行の目的は達成というところでしょう。

とりあえず、このブログがアップされる頃は、私はトルコ旅行からの帰途・機上の人となっているはずです。

ということで、次回はトルコ旅行記です!お楽しみに。

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ミュンヘン

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

いよいよ、ミュンヘンへ。

ミュンヘンといえば、ビール!ビールといえばホフブロイハウス! そういえば、遠い昔に、新宿にあるホフブロイハウスに行ったっけ。

ここでは、ツアーに含まれている大ジョッキを豪快に飲む!・・・ことはできず、ビールが苦手な私は3分の1ほどでギブアップ。Dh000012  

写真は、名物10ジョッキ運び!!

ひとつのジョッキが、自分の顔の大きさぐらいあるのだ。

翌日、ニュンフェンブルク城という、これまたベルサイユを髣髴させるような豪華なお城に行って、豪華な内装に驚いた後、市内に戻った。

ミュンヘン市内には、これまた有名な仕掛け時計がある。

Dh000001  市庁舎にある、合計32体の人形が10分間の音楽とともに繰り出てくるのだが、

なんと、等身大なのだ!!ひえー。

Dh000002 この市庁舎もどれだけ大きいかわかるというものだろう。

日に2回(11:00, 12:00)しかやらないこともあって、大人気なので広場が埋め尽くされてしまうそう。ちょっと前に行って、いい場所を陣取った方がいいみたいだ。

もちろん上まで登ることもできるらしい。私たちは時間がなくってできなかったけれど、ミュンヘンの町並みを一望してみたかったな・・・。

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おとぎの城、ノイシュバインシュタイン城

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにもなったという、ノイシュバインシュタイン城。Dh000026

1869年に起工し、1884年に一応完成したが、ここを作った王、ルートヴィヒⅡ世はたった172日間住んだだけで、この世を去った。

精神に異常をきたしての自殺という説や、城の総工費だけで国の税金何年分という費用が掛かったため、暗殺という説もある。

この城に来て、ガイドの説明を聞いて初めて知った。 本来、城というのは近隣諸国からの攻撃から守るために頑丈に作られていたりして、戦争用の機能重視のものである、と。 だから、王の自己満足のためだけの美しい城というのはほとんどないのだそうだ。

この城の王、ルートヴィッヒⅡ世がどれだけ狂っていたのか、ぜひガイドさんの話やオーディオガイドで聞きながら回ったほうが面白い。 ほとんどが彼が愛するオペラをテーマに作られている。

なんせ、城の中に小さくもあるが滝を造っちゃったりしているのだ。

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デュンケンスビュール

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

デュンケンスビュール。 ロマンチック街道のひとつの町。 この町は、ローテンブルグを離れ、このツアーもうひとつの目玉であるノイシュバンシュタイン城へ向かう途中に訪れた。 たった1時間ほどだ。

1時間しかいないのがもったいなすぎるほど、素敵な町並みだった。Dh000030

地球の歩き方に寄れば、「日本人のツアーも1時間くらいで風のように立ち去ってしまうため、おみやげ物屋も少ないし・・・」とあるが、その分、素朴さと静かな町並みがとても魅力的だった。 

ここも、ローテンブルグに続く私のお気に入りの町だ。

 Dh000029

 この店の壁も絵の由来は、攻めてきたスウェーデン軍に子供たちが「どうか、この町を侵略しないで!壊さないで!」と泣いてお願いをした。指揮官は、その中に、自分が遠いふるさとに置いてきた子供にそっくりな子を発見! それに心を動かされて、あきらめたという話。

このエピソードにより、子供を主役とした祭りが毎年7月に行われるそう。

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ロマンチック街道の出発点、ヴュルツブルグ

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

ヴュルツブルグはロマンチック街道の出発点!

またまたお気に入りの建物発見!Dh000039 こちらは観光ガイドにも乗っている有名な建物で、18世紀に建てられたそうだ。 ”鷹の館”と呼ばれた由来はすっかり忘れてしまったが、現在は図書館だそう。旅行客用のインフォメーションもあるので、個人旅行者は足を運んでみるといいかも。

それから、レジデンツという世界文化遺産に指定された宮殿。1744年。

Dh000035 なんと、ベルサイユ宮殿を模して作られたというからびっくり。 華やかで時代の先端を行くフランスのベルサイユ宮殿は、ヨーロッパ中の人々の憧れの的だったそうだ。

この中は必見!! 世界で一番大きいフレスコ天井一枚画というのがある。 素人知識だが、フレスコ画は絵の具が乾かないうちに次の絵の具を載せていかなくてはいけない、という大変重労働な絵画である。 しかも、天井!ということは、画家はずーっと上を向いていなければいけないということになる。 

そのほか、”白の間”という漆喰の繊細な模様が施された部屋は、見るだけでもすばらしいが、漆喰職人が余りに細かい作業ゆえ、10ヶ月で精神錯乱を起こし、数年後に死亡したということを聞けば、更に感慨深い。

そんほか、 豪華きわまる皇帝の間など見所満載!

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世界遺産ヴァンベルク

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

ヴァンベルグ。 この町が世界遺産になったのは、第二次世界大戦でどの町も爆撃にやられた中、奇跡的に残った町だからである。 (ちなみに、ここはロマンチック街道には含まれていない。)

確かに、中世からの町は建物がすばらしい。Dh000052

Dh000064 ← 市庁舎の壁の見事な絵画。

私が気に入った、ウェッジウッドを連想させるようなかわいい建物 →

また、この町は小ベニスと呼ばれ、川沿いに立った家々がきれいである。(本物のベニスにはかなわんが)

それでも、ローテンブルクのすばらしさにはかなわない!と思うのだが、世界遺産の登録基準は、ほぼ昔のまま残っていることらしい。消失した部分をそっくりそのまま再現したとはいえ、4割が戦後作られた建物だから、ローテンブルクは世界遺産にはなりえないのだ。

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素敵なローテンブルク

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

ロマンチック街道に登録されている町の中で、このローテンブルクは一番人気なのだそう。

町を歩いてみると納得!!Dh000074 もう、かわいいのなんの。まさに子供の頃に絵本で見たような外国の町並みである。

Dh000068(← パンフレットによく載るY字路)

前にも書いたが、この町は第二次世界大戦で4割以上を失ったが、勤勉な住人ががんばって、前の町並みをそっくり再現したのだ。 自分の町に対する誇りと情熱が感じられる。

今でも、外観を壊さないように、内装はできても外装は市の許可が必要で、許可も町並みに影響を与えるものには下りないそうだ。

この町の名物をいくつか紹介しよう。

一つ目は、お菓子。 シュネーバルといって、小麦粉で作った記事に砂糖やチョコなど何種類かまぶしたものがある。 特別においしいものでもないけど(失礼!)、まずくはないのでせっかくだから試す価値あり! Dh000070

二つ目は、ケーテ・ヴォールファールト。 鎌倉や軽井沢など、日本にも出店しているらしい。ここは何の店かというと・・・クリスマスの店である!年中クリスマス!

本館・別館、よくこれだけ品物があるなーと感心するぐらいすごい、クリスマスグッズの数。いろいろ周っているうちに、たくさん買い物しちゃったよーお。 買い物に興味なくても、美術館感覚で見るだけでも、価値あり!!ぜひ、足を運んでみよう。

Dh000071 3つ目は、マルクト広場の仕掛け時計。昼の11:00~15:00までの毎時しか仕掛けが出てこないけど(夏だけは、21:00 22:00も)、この仕掛け時計のエピソードが面白い。

ティリー将軍率いるスウェーデン軍が町を支配。ところが、この地域の名物フランケンワインで、かなり酔っ払って、「特大ジョッキのワインを飲み干したら、この町を破壊するのをやめよう」と言い出した。 そこで、ヌッシュ市長が見事ワインを飲み干して、この町を救ったそうだ。

だから、この仕掛け時計はティリー将軍と、ジョッキを持ったヌッシュ市長が出てきて、市長がワインを飲むのだ。

4つ目は城壁ウォーキング。城壁には人が道を譲り合ってすれ違うことができる程度の通路が張り巡らされている。 この町に住む人々の町並みを上から垣間見ることができるし、城壁にはこの町の復興に寄付した個人名・企業名が入れられていて、日本企業の名前を探すのも面白い。 夕暮れ時が、一番お勧めとか。(つまり日没も見ることができる)

そのほか、時間のある方は、タウバー渓谷までいって、外からこの町を眺めるのもいいかも。 城壁に囲まれた町の周りは、緑豊かですばらしい。Dh000084

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ホテル アイゼンフート

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

私たちは運がいいらしい!

鍵の閉め方がわからずに、フロントに行くと、女の子がかぎの閉め方を教えに来てくれた。つたない英語で会話をすると、「This is my best room!!」(この部屋が一番のお気に入りなの)といわれた。どうやら、間取りやベッドの感じが各部屋によってだいぶ違うそうなのだ。

部屋の間取りがまるっきり違うのは、どうやら、中世(12世紀!!)の貴族の館をホテルに改造したかららしい。

余談だが、面白いのは、私は身長が170cmなので、気にならなかったが、157cm(日本人女性の平均)の妹は、かなり洗面所やトイレで苦労したそう。すべてが大きいドイツ人用に作られているため、洗面所で鏡をのぞいたり、顔を洗うのは爪先立ち、トイレに座るのも足がつくかつかないからしい・・・・。

ドイツの女性は、背も横も大きい人に何度か会った。太っているというより、がっしりしているといったほうが正解か・・・。

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ところで、このホテルはすばらしい!の一言。

この前にザンクト・ゴアで泊まっている古城ホテル。確かに、古城を使用しているが、室内はすべて近代的チックに内装済み! がっかりしたものだ・・・。Dh000136 (右の写真)

ところが!

この”ホテルアイゼンフート”は、ロビーに甲冑は飾ってあるわ、ホテルの床はぎーぎー音は立てるわ、本当にビー玉を置いたら転げるほど傾いているわ。

ベッドもツインだったが、二つとも造りが違う。大きさが違う(!)。ベッドも手作りでつくったっぽく、 長い時を経て温かみのあるブラウンに変色していったような、そんな素朴さが伝わるものだった。Dh000101_1

Dh000099  ← 鍵もこんなでーす! だから、開け閉めが微妙に難しかった。

Dh000098 でも、お風呂場だけは、ちゃんときれいになっている! すばらしいのひとこと。

↓ ホテルのロビー。 真っ赤な顔に見えるのは気のせいではありません・・・酔っ払ってますのよ・・・・ほほ。

Dh000094 Dh000092

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ロマンチック街道

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

いよいよ、この旅メインのロマンチック街道!!

ドイツでは、ロマンチック街道、メルヘン街道、古城街道、ゲーテ街道など、さまざまな街道があるが、すべて観光客を誘致するために作られた・・・・というより、もとからある通りと町をそのように定めたそうだ。そのなかでも、ロマンチック街道がいちばん有名だ。

私は、初めて”ロマンチック街道”という名前を聞いた10年以上前から「いつかは”ロマンチック街道”にいってみたい!」と思っていたので、ドイツの目論見にまんまと引っかかったわけだ。日本にも、日本ロマンチック街道というのがあるのをご存知だろうか?まあ、ドイツのパクリなわけね。

とにかく、ロマンチック街道はヴュルツブルグという北の町(といってもフランクフルトに近いからドイツの中心部よりかなり南)を基点に、南の町フュッセンまで続く、約360kmの街道だ。途中、26の町がロマンチック街道に指定されている。

途中の町は、とにかく中世の面影を残しているような、古い町並みがヨーロッパ然と並んでいる。その一つ一つの町が個性的で素敵だ。ヨーロッパはとかく、町を作るのがとてもうまい。町全体できれいな街づくりをするので、まず統一感がある。アジアのようにごちゃごちゃしていないのである。

私たちが滞在した”ローテンブルグ”は、ヴィルツブルグ(出発点)より7個目の町で、城塞都市である。”おとぎの街”として有名で、ロマンチック街道でも一番人気だそうだ。緑に囲まれた美しいところで、私たちはすっかり気に入ってしまった。ここにこれから3泊するのだ。DSCN1842

右の写真は、城砦の外から撮ったもの。(周りを散歩する機会がツアー中に設けられていた。)

また、ここは第二次世界大戦で街の4割を失った。しかしながら、ドイツ人の美しい街並みを残そうという努力で再現に成功。もちろん世界の人々も、貢献している。

DSCN1885 左は何かというと、この街を取り囲んでいる城壁に寄付した世界の人々の個人名や、企業の名前がこうして残されているのである。

城壁は通路が設けられていて、歩けるようになっている。上のようなネームプレートを探しながら、城壁の中からの外の美しい自然を楽しみながら、ローテンブルグの人々の家を楽しみながらの散歩にはもってこいだ。

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大学の町

ベルリン-フランクフルト-ザンクト・ゴア-(ハイデルブルグ)-ローテンブルグ(3泊)-ミュンヘン

古城ホテルのあるザンクト・ゴアからロマンチック街道のローテンブルグに向かう途中、ハイデルベルグという町に寄った。DSCN1792

イギリスで言えば、オックスフォードといったところだろうか。大学が町に点在している学生街だ。

驚いたのは、ドイツでは大学進学は”ただ”だそうである!!つまり、学費は税金でまかなわれている。昨今は、財政状態がきついために、大学費を徴収する方向へ動きがあるそうだが、学生たちの猛反発にあっているそうな。

この町は、それほど興味をそそられる町ではなかったが、町並みはきれいだった。ちなみに見所はハイデルベルグ城(写真)と、テオドール橋、ハウプト通りなど。DSCN1801

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