北イタリア ローマ・事件編

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

いよいよ最後であるー!長かった・・・・。書きたいことが多すぎて、また途中サボっていたこともあって、とにかく北イタリアは長くなってしまった・・・・。お付き合いしてくれた方、ありがとう。

去年の12月に行ったのでほとんど、1年前の話になってしまった。

ところで、ローマの最終日に起こった事件というのは、フィレンツェの事件のようには笑えない。友達が地下鉄でスリに会ってしまったのだ。

最終日、『真実の口』で私たちの観光は全て終わった。あとは買い物だけ!ということで、地下鉄を乗り継いで、スペイン広場の近くにある食料品店に向かう途中だった。

スリはテルミニ駅からたった一駅の間に起きた。この線はかなり混んでいる。たくさんの人がいて身動きとれず、友達と私はちょっと引き離された形になっていた。

次の駅に着いたときに、友達が「あ、さいふがない!」と叫んだ。慌てて地下鉄からおり、バッグの中を確かめる。スリにあったとわかったが、どの人が盗ったのかまるで見当がつかないほど、ホームも人だらけだった。後の祭りだ。

なぜ友達がすぐに気がついたか・・・。財布には革のストラップが付いており、カバンにつないであったのだ。ところが、そのストラップだけがカバンからだらーんと出ていた。その先についているはずの財布がないまま・・・・。

犯人は彼女が気がつかないように、ストラップから財布をはずしたようだ。彼女のかばんはふたをただ、かぶせるだけのタイプで、斜めがけにしていた。”財布をカバンから抜いた気配””ストラップと財布を切り離す気配”は、まったく感じなかったそうだ。プロの仕業・・・?

ちなみに私はチャックも閉まるタイプで、胸の前に抱えていた。チャックを開けられたり、カバンの底をナイフで切られることもあるので、胸に抱えていたほうが安心だそうだ。(現地に住む日本人 談)

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結局、警察に届けに行ったり、彼女が持っている3枚のクレジットカードを止める作業は結構大変だった。観光を全て終えていたことと、最終日だったので所持金がわずか20ユーロだったのは、不幸中の幸いか。また、二人の共同資金は、私が預かっていた。

痛感したのは、

1)カードの番号は控えておくと、かなりスムーズに物事が運ぶ。

2)カード会社も発行元を、確認しておく。例えば、VISA 付きのヴィーナスフォートカードは、VISA に電話してもわからないらしい。

かなり、たらいまわしにされたり、待たされたりする。電話代も馬鹿にならない。

CMでは「海外でも日本語スタッフが対応」なんていっているが、結構細かい言葉が通じない人も多い。

友達が英語ができる人だったので、結局英語でやり取りするなんていう一幕もあった。

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この旅行中、私たちは何度も「スリには気をつけて」といわれていた。彼女は、しっかり者で、私のほうがよほどボーっとしている。

みんなも、けして安心はせずに、気をつけましょう!!

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北イタリア ローマ編2

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

ローマ二日目はコロッセオ・フォロロマーノという、2000年前のローマ時代の遺産を訪れた。

コロッセオは美しい。夏の夜はライトアップされて、もっと美しいらしい。

DSCN2427 イヤホーンガイドを借りて、その残酷な歴史を聞きながら見る。人と人との殺し合い、人と猛獣との殺し合いを”ショー”として見せる場所である。とても怖い場所だ。

ところが、アカデミー受賞映画『グラディエーター』を観ていたので、なぜか血が騒ぐ。あの映画は素晴らしかった!!観ていない人がいたら、是非観てほしい。そんなわけで、私のミーハー心を満足させて、次はパラティーノの丘とフォロ・ロマーノへ・・・・。

ここは、ほとんどの建物が倒壊してしまっている。当たり前だ。2000年前に作られたのだ。だから、想像力を駆使しながら眺めていく。神殿だった場所、巫女達の住む家、政治や宗教が行われた場所。

・・・実は、すっかり飽きてしまった。

気を取り直して、最後の観光目的地、真実の口に行く。フォロロマーノからだと、ちょっと遠いが歩いていける。ここはまた、地下鉄の駅からちょっと遠いし、結構わかりにくいところにある。

DSCN2479 オフシーズンのため、あまり人はいない。5組ぐらいが並んでいるだけだった。

教会の敷地内なので、騒ぐことははばかられる。

自分の手をバカみたいに、真実の口と自分の口に入れて記念撮影。

うーん、大満足(^ー^)

これで、二人の訪れたかった場所はすべて訪れた。

後は買い残したものを買い物するだけだった。・・・・そして、そこで事件が起こる。 ////続く

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北イタリア ローマ編

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

ヴァチカンを訪れた日の午後、私たちはスペイン広場-トレビの泉-ヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂-パンテオン-ナヴォーナ広場-ポポロ広場とまわった。

スペイン階段では、人がいっぱいいすぎて、またジェラートを食べることは現在では禁止されているので、あまり『ローマの休日』は気取れない。

トレビの泉もまたすごい人だった。スリが多いというので、注意する。”人前でお財布を出さなくて言いように、小銭をあらかじめポケットに入れておくよう”、JALユーロエクスプレスのガイドさんに教えて貰っていた。

「またローマを訪れることが出来るよう」「いい人にめぐり会えるよう」祈りを込めて、コインを後ろ手に投げる。 

ところで、トレビに泉は結構わかりにくい場所にある。スペイン広場から徒歩で入り組んだ街路を抜けていく。帰り道も然り。この後、とんだ粗相をしでかしてしまった。

私は基本的には”方向音痴ではない”。

この思い込みが災いして、私たちは次の目的地であるパンテオンに向かうはずが、トンチンカンな方向へ進んでしまったのである。私の「こっちだよ」という言葉を友達も信じて、ずんずん見当ハズレの方向へ行ってしまったのである。

結果的には、そのおかげで見る予定のなかったヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世記念堂をおとずれる羽目になったが、建物の上からローマの町が一望できて、なかなか楽しかった。迷い道もしてみるもんだ。

パンテオンでは、ラファエロやヴィットリオ・エマヌエーレ二世の棺おけがすぐそこにおいてある。なんか、不思議な感じがする。何百年も前の人たちの遺体がすぐそこに・・・。火葬じゃないってすごいよな・・・。

ナヴォーナ広場は、クリスマスのための露店が建ち並び、大道芸人もいて、とてもにぎやかで楽しかった。ここにあるオベリスクをエジプトのものだと思って写真を取りまくったら、あとからレプリカだと判明。友達、ゴメン。

ポポロ広場では、エジプトから持ち帰ったというオベリスクが建っている。こちらは本物。友達も私も、エジプトを訪れたことがあるので、感慨もひとしおである・・・。

そうして、ローマの長い一日は終わった。

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北イタリア ローマ・ヴァチカン編

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

ローマ初日は盛りだくさんだった。

朝一でヴァチカンへ向かう。オプショナルツアーなので、広い広いヴァチカン美術館を駆け足ではあるが要所要所押さえて、要領よく回る。美術品にまつわる面白いこぼれ話なども楽しめる。DSCN2309 DSCN2327  たくさんの彫刻やラファエロの間を経て、システィーナ礼拝堂へ。

左の彫刻(ラオコーン)や右の絵(アテネの学堂・ラファエロ)は、教科書などで、見なかっただろうか。特に右の絵は、ラファエロが、ミケランジェロやダヴィンチ、ラファエロ自身とその恋人を描いているので、観ていて楽しい。

残念ながら、システィーナの有名な『最後の審判』は写真に収めることはできないが、ほんとうに肉眼でその迫力を見て欲しい。

絵の中には、ミケランジェロの自画像が抜け殻として挿入されている。ミケランジェロを”ポルノ画家”だとののしった司祭は、地獄部分に蛇に急所をかまれて描かれている。そういうのを見つけるのも楽しい。

システィーナ礼拝堂前で、ツアーは解散。『最後の審判』を堪能した後は、サンピエトロ教会に入る。

サンピエトロ寺院はとにかくすごい!スケールがでかい!さすがカソリックの総本山。DSCN2354

ガイド付きならもっと楽しめただろうが、とにかく隅から隅まで回ってると、彫刻・絵画と見所満載だ。

頭がくらくらしながら、ミケランジェロの最初のピエタ像へ。芸術のわからない私でも、その繊細な彫刻は眺めていて楽しかった。

サンピエトロ広場で写真を撮り、ヴァチカン市国をでた。

この次は、スペイン広場-トレビの泉-ヴィットリオエマヌエーレ二世祈念堂-パンテオン-ナヴォーナ広場-ポポロ広場。

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北イタリア アッシジ編

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

この町は、城壁に囲まれた、街並みが素敵なところだった。車道に泊まっている車さえなければ、タイムトリップをしたような気分になる。ぜひ、機会があれば、訪れて欲しい。DSCN2265

ここの見所は、聖人フランチェスコの教会、サン・フランチェスコ教会は1階と2階が違う入り口になっており、違う時代に建てられたため、その様式が違うそうだ。中のフレスコ画が有名。

私たちは、クリスマスの準備か何かで、ジョット作の有名なフレスコ画のある二階には入ることが出来なかった。

DSCN2286 ← 素敵な街並み

 この町の『ラ・フォルテッツァ』で食べたトリュフのニョッキと靴紐のパスタ(イタリア名を忘れた)はおいしかった。

この後、最後の街、ローマへ向かった。

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北イタリア フィレンツェ編(買い物)

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

フィレンツェの私たちのルートを紹介しよう。

1日目 ピサの斜塔(午前中オプショナルツアー) - ドゥオモ - 買い物 - アカデミア美術館 - 買い物 

2日目 ウフィッツィ美術館 - (恐怖の)ミケランジェロ広場 - 買い物 -メディチ家礼拝堂 - 買い物

という具合。買い物ばかりしていた。

名所から名所に行くまでの道のりは、有名ブランド店から、イタリアらしい可愛いおしゃれな店、露店と、とにかく目を引かれるものばかり。

自分が気に入った店もあれば、友達が立ち止まった店でも、友達を待っている間にいろいろ欲しくなって購入してしまったり、すごいことになってしまった。

とにかく、観光でも、買い物でも、美術でもたくさん満喫したフィレンツェなのであった。

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北イタリア ピサ編

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

こちらをフィレンツェ編より先に書くべきであった。フィレンツェに到着した翌日、オプショナルツアーに参加、ピサの斜塔を訪れた。半日観光である。

フィレンツェから車で一時間半はかかるので、現地での滞在時間はわずか一時間ほどだ。

本来なら、オプショナルツアーではピサの斜塔には登れない。時間ごとに入場者数が限られており、前もって予約は出来ない。現地で予約を入れても2-3時間待ちはざらで、半日観光で滞在時間の限られたオプショナルツアー参加者には、その時間はないのだ。

ところが、時は12月。前にも書いたが、オフシーズンだ。DSCN2186

行きのバスで、オプショナルツアーのガイドさんが、「今の時期は人が少ないから、ピサについたら入場券を取ってみましょう」というではないか。

「登れる」なんて思っていなかったので、すごく心が躍った!

結局、ツアー客が3組入り人数オーバーだったにも関わらず、受付の人が「同じツアーなのに入れない人がいるとかわいそうだから」と全員を入場させてくれた。

笑ったのはすべて日本人のツアーだったことだ。

ちなみに私たちは、フィレンツェを8時に出発し、9時半にはピサに到着。まだ、混雑する前だ。午後には”4時間待ち”というのもあるそうで、斜塔に登りたいのなら早い時間のほうがいいと思う。

DSCN2173 ピサの斜塔は、螺旋階段。登っていると、身体が右に傾き、後ろに傾き、左に傾き、前に傾く。上に上がる頃には、息も上がり、ちょっと酔っている気分。周りに高い建物がないから、眺めも良かった。

ピサには、斜塔のほか、ドゥオーモや洗礼堂もあり、ガリレオが”振り子の原理”を発見したといわれるランプや、彫刻が素晴らしい説教壇もあり、DSCN21901時間の滞在ではちょっと短すぎ。

ここらは地盤は弱いところで、ピサの斜塔に限らず、ドゥオモも洗礼堂も、右や左に傾斜しているという。右の写真では、わかりずらいかな?(一番奥右が、ピサの斜塔)

ピサの斜塔だって、元は斜塔のはずじゃなかったのが、建てている段階から傾き始めて、一時は工事を中断したらしい。建立するのに177年もかかっているそうだ。(1173着工 -1350完成)

駆け足のピサ見学だったけど、斜塔にも登れたし、行ってみて本当によかった。

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北イタリア こぼれ話

このサイトを観に来てくれている方々に、「いつまで経っても露出狂の話かよ!」と突っ込まれそうなので、更新することにする。

とはいえ、最近はメインサイトの方ばかりに力が入ってしまい、(詳しくは『太陽のにおい』  ←つまりは”宣伝”)、旅行記は写真を載せたり、事実と違うことを書いてうそつき(←『ガセビアの泉』緒川たまき風に)になってしまうことを避けるため下調べが必要で、かれこれ3時間ぐらいかかってしまう。つまりはそれなりに力作なのである(?)

今日は、下調べのいらない体験談から。

イタリアでは、洋服を何着か購入した。ブランド店ではなく、低価格のブティックで、だ。ニット類だったので、シーズン終わりにクリーニング店へ。

クリーニング屋のおばちゃん曰く、

「イタリアの服はねぇ、クリーニング中にほつれたり、破けたりするの。だから、『それでも構わない』というお客様の了承を得ないと、お預かりできないのよ・・・」

ええっーー!!ファッションの国、イタリアでしょー?!

そういえば、イタリアで購入した上着は裏地が袖口からはみ出てるし、ジップアップタイプのニットカーディガンは二回目の着用でチャックがお馬鹿になってしまい、セーターのように脱ぎ着しなければいけない始末。

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常々、海外に行くと日本はいい国だと思うことがあるが、その一つは品物のクオリティの高さである。ま、例外もあるが。

私の体験談で言えば、例えば中国製のロイヤルゼリーのプラスチック容器。

新品の場合、蓋のプラスチックにつめ(出っ張り)がついていて、引っ張ると容器の周りを一周して、蓋が開く仕組み。(皆さん、わかりましたか?説明が下手で申し訳ない)

中国製のこれは、六個の容器すべて途中でプラスチックが切れてしまい、全く”普通に”あけることが出来なかった。カッターで切ったり、ペンチで引っ張ったりして開ける羽目に。

何のために、そんな仕組みがついてるかわかんなーい。

また、海外で購入した珍品の事を思い出したら書きたいと思う。

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北イタリア フィレンツェ編(事件編)

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

その日、事件が起こった・・・・・・。私たちは、世にも珍しい”露出狂のダブルパンチ”に遭遇したのだ。一度に、二人の露出狂に出くわしたのだった・・・。まあ、聞いてくれ。

フィレンツェの町を一望できるというミケランジェロ広場に行く途中のこと。

12月のフィレンツェは寒い。人々の集まるドゥオーモやウフィッツィ美術館がある側とは反対の、アルノ川をはさんだ対岸は地元の人々と時たま、すれ違うほどであった・・・・。

川沿いの道をしばらく歩き、ポッジ広場から階段と坂を登りきった頂上に、そのミケランジェロ広場はある。

広場から階段に差し掛かったとき、上のほうに男性が一人座って何かを振り回しているのが見えた。私はそのとき、道端の物売りが売り物をまわしているんだろう、と思っていたのだが・・・・。

友達が「なにあれ!?」といったので、よくみてみると(いや、はっきりは見ていないが)、露出狂ではないか~!!

のー!イタリアで露出狂に会うなんてー!!(しかも、人生初)

とっても怖かったが、何とか無視して友達とべちゃくちゃ話しながら通り過ぎる。

横目に彼が私達に何かを訴えかけるような目で見ているのが入ってくる・・・・。

そのとき頭によぎったのは「露出狂はほんとうは気が弱い。怖がる女の子(?)を見ることが快感だが、それ以上のことは何も出来ない」ということ。(女性、必読!)

とりあえず、怖がったりして露出狂の思う壺にだけはならない努力をした。まあ、私たちも三十路も半ば、十代とは訳が違う。友人が変に怖がったりしないのが良かった。私も釣られたかもしれないからだ。

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彼が追いかけてこないことを確認しつつ、階段を上り終えると、今度は林の間を抜ける道に差し掛かった。途中、林の中にベンチがあるだけの小さな広場が・・・。

ベンチの上に、またもや露出狂!今度ばかりは、一度に二人も露出狂に遭遇してしまった大きな恐怖と同時に、なぜかおかしくなって笑いがこみ上げてきた。

先ほどは黒髪の若者(20-30代ぐらい)だったが、今回はダニー・デビートばりの小太りのおじさんではないか!!背筋を伸ばし、自慢げに・・・・ピー(消音)。

またもや無視して、でも恐怖で走らないように気をつけ、通り過ぎる。おじさんが何か、私達に話し掛けているように聞こえた。

ちょっと行くと、前方にカップルが歩いていいるのが見えた!ああ、あの人たちと一緒だったらあんな目に会わなくて済んだのに・・・・。おそらく、二人目の露出狂は私たちが話しながら上がってくるのを上から見て、準備していたのだろう・・・・。

後になれば、「ピッコロ!(イタリア語の”小さい”という意)」っていってやればよかったねーなどと、友達と笑いながら話せた。でも、やはり、気味が悪い体験だった。

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肝心のミケランジェロ広場は、曇りで全然良くなかった!!DSCN2241

晴れてたらきれいなのだろうが、こんな感じ→

あんな思いして、遠くまで来て、なんなのよー!!と怒りさえ湧いてくる。

広場には、数台の観光バスと乗用車が・・・「みんな、自分の足で登ってきたりせず、車で来るんだね」と、友達と溜め息をついた。

DSCN2243 それにしても、皮肉にもミケランジェロ広場には、全裸のダビデ像のレプリカが置いてある。(本物に比べて、ぜんぜん迫力というものがないが。)

なんで、露出狂に会ったあとに、全裸の青年像を見なければいけないのだ?・・・写真を撮ってくる私も私!?(本物は美術館の中で撮影禁止なんだもーん)

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北イタリア フィレンツェ編(美術館)

ミラノ2泊-(ヴェローナ)-ヴェネツィア2泊-(ラヴェンナ)-フィレンツェ3泊-<ピサ>(アッシジ)-ローマ3泊

フィレンツェは芸術の街だ。メディチ家のおかげでたくさんの芸術品が残った。たくさんの美術館があるが、私たちはそのうちの二ヶ所を訪ねた。

『アカデミア美術館』と『ウフィッツィ美術館』。ミラノ編でも書いたが、ここでも入館料がそれぞれ1.5ユーロ、2ユーロと値上がりしていた!!ガイドブックが間違っているというより、訂正に追いつかないほど、どんどん値上がりしているらしい。

通常は、大変込むので予約があったほうがいい。。11月にここを訪れた友達は、ウフィッツィの前で2時間も待ったといっていた!!そこで、友人がネットで予約を入れてくれたが、当日来て見ると誰も並んでいない・・・・。予約すると手数料を取られてしまうが、ひょっとしたらと思って予約のことは言わずにチケットを買ってみた。なんと待たずに入館できたのだ!ちょっと得した気分(^ー^)。12月中旬までは、西洋人がクリスマス休暇を待つのですいているそうだ。

ちなみに、ネットでは番号を取得するだけで、名前も住所も入力しなくて済むらしいので、心配な人はやはり予約していったほうがいいと思う。

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ここからは”素人の目から見た美術館”なので、あしからず。

『アカデミア美術館』には、あの有名なミケランエジェロ作のダビデ像がある。これは本当に見る価値がある!というより、この彫刻のよさは、肉眼によってしか体験できないと思う。まさに、圧倒される。圧巻である。力強い筋肉。本当に美しい若者の肉体だ。友人と一緒に飽きずに30分以上は眺めていただろうか・・・。(像の前にも後ろにも座ってみることができるようになっている)。でも他の美術品は、申し訳程度の展示だ。

先日、『トリビアの泉』で「ダビデ像の目は、ハート型」というのをやっていたが、残念ながら私たちはそういう情報なく見てきてしまったので、わからない・・・。

『ウフィッツィ美術館』は、なんといってもボッティチェッリの『春』と『ヴィーナス誕生』が有名だ。・・・こちらも本当に見に行ってよかった・・・・。ここでも飽きずに眺めていた。芸術のわからない私でも、かなり感動した。『ヴィーナス誕生』は気にいったので、複製を買ってきて部屋に飾ってある。

また美術館自体がルーブルやメトロポリタンのように広くないので、3-5時間もあれば、一周できるのもうれしい。それからやはり、何も資料がないと流し見になってしまうので、ガイドブックを見ながら見ると面白い。私は10ユーロで日本語ガイドを購入。ツアーに参加すれば、面白い展示物はかいつまんで説明してもらえるし、裏話なども教えてもらえるのでそれに参加してもいいかもしれない。

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