南イタリア 番外編

南イタリアの食事といえば、同じイタリア料理でもみんなが頭に浮かべる洗練されたイタリア料理より、少々野暮ったい印象。

北は、スパゲッティーニなど細いパスタが主流だそうだが、南は、分厚いショートパスタが主流だそうだ。

アルベロベッロでは、オレキエッテという、”みみたぶ”という意味の、分厚いもちもちしたパスタを食べた。

びっくりしたのは、アナカプリで食べた、ウニのパスタ。ウニだったら、クリームソースでしょー!と思うのだが、トマトソースだった。ウニのうまみをトマトのうまみが消しちゃっているような・・・。なんでも、イタリア人は日本人みたいにウニに目を輝かしたりしないらしい。

忘れられないぐらいおいしかったのは、生ハム。何度か、ツアーの用意した食事で生ハムが出されたけど、本場で食す生ハムはそれはもう、うまい!

それから、モッツァレラチーズ!ナポリが原産で、本物は牛ではなく水牛の乳から作る。イタリアでも手に入れるのが難しいらしい。これがまた、日本で食べるのより、おいしかった。ぜひ、ナポリに足を運んだら、お試しあれ!

DSCN2687 ← これは、洗練された一品。有名なレストランらしい。

(レストランの名前と場所を忘れました、ごめんなさい)

↓これは、ツアーの食事がついていない日に行った、ローマのホテルのレストランで。

びっくりするぐらい大きかった。

この二品で、おなかが一杯になり、そのあとの肉料理をキャンセルしたほど。

DSCN2783 DSCN2784 生ハムメロンと、モッツァレラとトマトのサラダ

一応、これで南イタリアは終了いたします。お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

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南イタリア ローマ編

ナポリ(ポンペイ)-カプリ島(青の洞窟・アナカプリ)-マテーラ(世界遺産)-アルベルベッロ(世界遺産)-レッチェ-ローマ

いよいよ、南イタリア旅行の最後の地、ローマ!!

実は、私は半年前、ローマを訪れたばかり。そこで、今回は精力的にローマ観光はせず。(ローマについては、次回の北イタリア旅行記でもうちょっと詳しく書きます)

ただ、丸一日分の自由時間が与えられてしまっていたため、主なところへは繰り出した。

DSCN2776

スペイン階段をとりあえず上まで上ってみた。

いやー、すごい人、ひと、ヒトだった ---->

あの映画の情緒に浸ることは、困難。

トレビの泉では「もう一度訪れることが出来ますように!」とコインを投入したりした。

しかし、今回の目玉は、サンピエトロ寺院のクーポラの上に登ったこと!

バチカンに入るところから行列が始まり、サンピエトロ寺院からクーポラへの入り口で待たされ、階段も大変つまっていて、挙句の果てには、クーポラの上は人の山で身動きが取れない。結局登って下りてくるのに、4時間かかってしまった!!

普通のローマ観光はすべて終えてしまった人にはお勧めするが、貴重な時間を費やすほど”感動的”なものでもない。だったら、バチカン美術館を見るほうが何倍もいいだろう。

DSCN2793 クーポラから見た、サンピエトロ広場。

この写真を撮るのにも、たくさんの人を掻き分け、順番待ちをした。

ちなみに、厳粛な寺院(カトリックの総本山)なのでタンクトップ短パン姿では入れないので、ご注意を!!

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南イタリア レッチェ編

2005年6月 8日間のツアーにて

ナポリ(ポンペイ)-カプリ島(青の洞窟・アナカプリ)-マテーラ(世界遺産)-アルベルベッロ(世界遺産)-レッチェ-ローマ

・・・はっきりいって、この町には見るべきものは何もない。

旧市街を歩き、古い教会や建物を見るが、あまり印象深いものはない。(レッチェの町が良かったと思っていた人がいたら、ごめんなさい)

実はこの町の前はアルベロベッロにいたので、「こんなんなら、アルベロベッロにもっといたかったー!!」とみんなで不満を述べていたほどである。

しかしながら、この町に一泊した翌日、ローマまで飛行機移動のときに、ちょっとしたラッキーな出来事が・・・・。

なんと、サッカーリーグ セリエA の ASローマの U21 の選手と同じ飛行機だったのだ。なんでも、”昨日レッチェのチームと戦い、優勝してローマへ凱旋する”途中だとか・・・。トロフィーを持っていた。

ミーハーにも写真を撮ってもらってしまったが、 しかし考えたら、一回り以上も年下・・・・。

将来、活躍する選手になりますように!

余談だが、そのうちの一人は飛行機の中で通路をはさんで右側にいた。

じっとしていられない性格らしく、落ち着かずにキョロキョロしていたもので、しょっちゅう目が合った。

笑顔が可愛かったので、カバンに丁度入っていた”ドライ納豆”を一つあげてきたが・・・。

考えてみたらひどかったかな?外国人には納豆のおいしさがわからないだろうなぁ。「こんなまずいもの食わせやがって!」と怒っていたかしら?

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南イタリア マテーラ編

2005年6月 8日間のツアーにて

ナポリ(ポンペイ)-カプリ島(青の洞窟・アナカプリ)-マテーラ(世界遺産)-アルベルベッロ(世界遺産)-レッチェ-ローマ

洞窟住居『サッシ』が世界遺産の町、マテーラへ。

ここは、キリストの最後を描いた映画『パッション』の撮影で使用されたそうだ。

DSCN2688  残念ながら、私はこの映画を観ていない・・・(ツアー客の 

 21人のうち、誰も見ていなかった)。

 ここは、とにかく貧しい町で、見ていて悲しくなった。

 歓声を上げて見る観光地ではなく、声をひそめて静かに

 歩くべき観光地。(実は、治安も悪いらしい)

 ここに住んでいるということは、イコール貧民とみなされ、人々は働かず(働けず)、政府から生活保護を受けているらしい。

住居の一軒が改造され、昔のここの人々の暮らしを見ることが出来る。(日本語のガイダンスもある。)20畳もないところに、親子11人が暮らしたそうだ。

赤ん坊の死亡率は50%。不衛生だったからだ。 DSCN2702

暖房もなく、家畜を家の中で飼うことで暖をとっていた。

(右の写真は蝋人形)

今は、水道とガスが引かれているらしいが、貧しいことには変わりない。

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南イタリア ナポリ・ポンペイ編

2005年6月 8日間のツアーにて

ナポリ(ポンペイ)-カプリ島(青の洞窟・アナカプリ)-マテーラ(世界遺産)-アルベルベッロ(世界遺産)-レッチェ-ローマ

「ナポリを見て死ね」というのは、有名な言葉であるが、バスの車窓からヴェスヴィオ火山を眺めているうちに眠りに落ちてしまった私は、その美しさを実感できないままだ(泣)。DSCN2686

このヴェスヴィオ火山が2000年程前に噴火して、一夜のうちに埋没してしまったのがポンペイという街。

ポンペイでは、”2000年も前に人々はこんなに進んだ暮らしをしていたのか”ということに驚かされる。ぜひ、訪れて欲しいところ。

大衆浴場、ワインバー、パン焼き釜、『猛犬注意』の床看板、一階が商店で二階が住居という商店街、車道と歩道、そして横断歩道。

見るものすべてが面白かった。

ちなみに、別の意味で面白かったものをご紹介。 DSCN2514

”レモン・オレンジ ジュース”と、下手なカタカナで書かれているのがわかるかな?

うーん、日本人観光客が多いんだな・・・・。

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南イタリア アナカプリ編

2005年6月 8日間のツアーにて

ナポリ(ポンペイ)-カプリ島(青の洞窟・アナカプリ)-マテーラ(世界遺産)-アルベルベッロ(世界遺産)-レッチェ-ローマ

先日は、青の洞窟の事を書いたが、この洞窟のあるのがカプリ島。そのカプリ島のもう一つの見所アナカプリ地区について書く。。

青の洞窟をみた後、ガイドさんのお勧めで『カプリ島一周クルーズへ』。青の洞窟まで行ったモーターボートをそのまま貸し切って、島を一周。21人ツアーで、全員が賛成しなければ実現しなかったこの『カプリ島一周クルーズ』。一人、15ユーロずつの追加徴収となったが・・・・・

これがまた最高にいい思い出になった!!本当に良かった!

見たこともないような青色の海。自然に囲まれたカプリ島。髪をなびかせながら、ボートのへりに座って受けた風の気持ちいいこと!!DSCN2636

これは、本当に心躍った体験だった。

あまり知られていないが、青の洞窟にかこつけて付けられたような『エメラルドの洞窟』『白の洞窟』というのもある。このクルーズで行くことが出来た。

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もう一つの見所、アナカプリ。もし『青の洞窟』に入れなかった場合は、このアナカプリ地区にある『ヴィッラ・サン・ミケーレ』に入る予定だった。

ここはスウェーデン人の別荘だったところで、眺めが最高にいい。美術品・調度品が飾ってあるが、はっきりいって、『青の洞窟』の代わりとするにはあまりに寂しすぎた。「洞窟に入れてよかった」と胸をなでおろす。

アナカプリから、ソラーロ山というこの島の一番高いところに、リフトで行くことが出来る。それがまた、素晴らしい!

DSCN2651 DSCN2652

私は高所恐怖症が少しあるので、怖かったが、行く価値はあり。

ただ、ツアーの中で2,3人、高所恐怖症のためリタイア。

肉眼では、もっときれいな海の色を見ることが出来る。

色が変わってしまってて残念。

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ところで、このアナカプリでは、女心を大いにくすぐるもの発見!!DSCN2807

ここ、カプリ島というか、イタリアの南部はレモンが有名。

このレモン柄の鍋つかみとパントレー(??正式名称はわかりません)は、私の心をつかんで離さなかった。

迷うことなく購入。

DSCN2808 こちらは、爪楊枝立て。

やはり、レモンの装飾が・・・・・。見ているだけで幸せである。(じつはまだ使っていない。飾ってあるだけ)

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南イタリア アルベロベッロ編

2005年6月 8日間のツアーにて

ナポリ(ポンペイ)-カプリ島(青の洞窟・アナカプリ)-マテーラ(世界遺産)-アルベルベッロ(世界遺産)-レッチェ-ローマ

この旅行を決めるまで、アルベロベッロという町を知らなかった。

ブーツの形といわれるイタリアの、かかとの部分にある。

でも、この町を訪れて一目で好きになった。この旅行での、カプリ島に続く、第二のお気に入りになった。

この町はおとぎの国といわれる。そこに立ち並ぶ家々の姿かたちが可愛く、それが町全体に広がっていて、とてもメルヘンチックだ。この家のことを『トゥルッリ』といい、これが世界遺産に指定されている。

円柱状の真っ白な壁のうえに、円錐型をした石を敷き詰めた屋根。一部屋に一つ屋根があるので、大きい部屋になると白い壁が繋がり、石の屋根が並ぶ。

DSCN2732   あまり、写真でうまくお見せできないのが残念。

 でも、この町は訪れる価値があると思う。

 たった一時間の滞在だったけど、もっといたかった。

余談だが、おみやげ物屋が建ち並ぶ階段を上っていくと、日本語をしゃべる10歳ぐらいの女の子のいる店があった。お父さんらしきレジのおじさんは全く日本語はわからないようで、小さな娘にお店の繁盛のため、日本語を習わせたのだろう。それは、功を奏していた。

店内には、いたるところに日本語のメモが。例えば、『このソースはスパゲッティに混ぜるとてもおいしい。日本人の好きな味』など。でも、これは日本人の書いた文字というのが一目瞭然。知り合いの日本人、もしくはお母さんが日本人なのかも?

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南イタリア 青の洞窟編

2005年6月 8日間のツアーにて

ナポリ(ポンペイ)-カプリ島(青の洞窟・アナカプリ-マテーラ(世界遺産)-アルベルベッロ(世界遺産)-レッチェ-ローマ

今回の最大の目的は、青の洞窟。(注:パスタソースの名前ではないよ)

DSCN2619 見たことも無い、透き通るようなブルー。本当にきれい(#^0^#)。

洞窟に入ることのできる確率が一番高いため、6月のツアーを選んだ。(何月が何%か、親切に書いてくれている旅行会社のパンフレットがあるので、探してみては?)

行きたい人がいるなら、なるべく早く行くことをお勧めする。なぜなら、地球温暖化で海面が上がってきているため、高さ60センチしか無い洞窟の入り口を潜り抜けることが、年々困難になってきているそうだ。

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午前中の早い時間を過ぎると、入れる確率も少なくなる。私たちはツアコンのお膳立てによる早めの出発で、運良く入ることができたが、その後に到着した人たちは入れないだろうといわれていた。いつ、中止になるか、ドキドキしながら順番を待った。

ツアー客21名が高速ボートで洞窟の入り口まで行き、小船に4,5人ずつ乗り換えて、洞窟に入る。持って入っていいのは、カメラと、船頭に渡すチップの50セント(1ユーロぐらい上げればよかったかな?)。

入り口が狭いため、入る瞬間はボートに仰向ける格好になり、いよいよ洞窟へ。

DSCN2615 仰向けになり、船頭さんを激写。

この時、私だけ大量の海水を浴び、びっしょり。カメラは無事で、ほっ。

中は真っ暗だった。洞窟に入れた感動と、その色のきれいなことで、歓声が上がる!「うわー」

夢中になってシャッターを押した。(暗くてうまく撮れない。フラッシュを使うとうまく撮れないので、デジカメのミュージアムモードで撮る。10枚以上撮って、よく映っている4枚を残したけど、上の写真も、実はかなりぶれている。)

洞窟にいられる時間は本当に、ちょっとだった。洞窟の奥まで行って戻ってくる間、正味3分ぐらいだろうか・・・。カメラのファインダーを通して見るより、肉眼でもっと見ておくべきだったかも。

ちなみに、洞窟がきれいなのは、入り口です!うちの両親も青の洞窟に行ったけど、洞窟の奥(真っ暗)ばかりみてて、入り口がきれいなことに気がついたら出る時間だったそうな。

本当に、本当に、行ってよかった。入れてよかった。

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