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ピカソの世界 

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(九日目の行程) バルセロナ (カサ・バトリョ → グエル公園 → 聖家族教会 → ピカソ美術館

スペインで忘れてはならないのがピカソである。 晩年はフランコ政権に嫌気がさして、フランスに渡ってしまったが、れっきとしたスペイン人。

マドリッドで観た『ゲルニカ』は、多くの人が知るピカソのキュービズムの絵画。 ところが、ピカソは最初っからあんなへんてこりんな絵を描いていたのではない(失礼!)。

かなり前、日本の美術館に来ていたものだったのかテレビだったのか忘れたが、ピカソの少年時代の絵を見たときには衝撃を受けた! まさに写真のような上手な絵だったのだ。 しかも10歳にも満たない少年の頃に描いている。 これも『天才』と称される所以だったのか。

前置きが長くなったが、ここバルセロナのピカソ美術館は、写実的な絵からキュービズムに至るまでの変遷を紹介している。

天才少年現る : 自身も画家であったピカソの父親が「自分の息子は天才だ!」と気がついた時の絵。 父親を実に写実的に描いた8歳(9歳?)の頃の作品。 また、母親のデッサンには、母への愛情があふれている。

また、史上最年少で賞を取った作品も展示してあるが、絵のうまさのみならず、そこに隠された絵画の技法は賞賛物。

青の時代 : これは親友が自殺してショックで落ち込んでた時代に描かれた絵画たち。絵の中の人物も、浮浪者や貧しい人たちが多い。

バラ色の時代 : 恋をして、世界はバラ色になったらしい。 本当にピンク色(赤色)っぽい絵画がいっぱい。 そんな単純さを目の当たりにして、キュービズムには批判的な私もピカソを見直した。 (←えらそー)

キュービズムに至る : プラド美術館のラス・メニナスなどの有名絵画を模写しているスケッチが多数! しかも、キュービズムで描かれていて面白い。 原作と比較しながらみたら楽しいかも。 

(注: 上記の説明は、私流にかなり偏っているので正しく知りたかったら調べてください)

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ところで、ピカソ美術館付近は日本人を狙ったスリが多いそうだ。 前にも触れたが、ガイドさんが「先ほど、常習犯のスリが私たちの後をつけているのに気がついたので追っ払いました」といわれたのは、まさにここだ。

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コメント

正直のところ、どんなに高価であっても、他人に自慢する目的以外に、ピカソの絵を自分の家に飾ろうとは思いません。
青の時代の絵は、見ているだけで憂鬱になるし、ゲルニカ以降のデフォルメし放題の絵は、現実を見る目がさらに歪んでいきそうです。
それでも、美術オークションでは世界最高レベルの高値がついて落札されるのですから、やはりお値打ちがあるのですね。

もしも、ピカソが生涯に制作した数万点といわれる膨大な作品群が、一挙に市場に放出されれば、たちまち値崩れを起こすことでしょう。初期の青の時代やバラ色の時代の絵を小出しにしながら、値段を吊り上げる操作があり、裏で暗躍しているピカソ・シンジケートの存在を想像してみたり・・
おっと、これはミステリー小説のジャンルですね。

評伝を読んだ印象ですが、晩年のピカソは、お追従家や取り巻きたちに囲まれて、自らの芸術の国の帝王となった「裸の王様」を思い出させます。
幼少期の天才的なデッサン力が免罪符となって、どんな殴り書きのめちゃくちゃな絵を描いても、ピカソにはすべてが許されたのではないか?と思われてしまいます。

しかし、誰にも真似できないエネルギッシュで劇的な人生を送り、前人未到の地を開拓したこと。それが、何よりもピカソの作品の価値を高めているのでしょう。そう思われてなりません。
また、ピカソの作品の流れを理解するには、その時代につき合っていた女性関係とからめた「ゴシップ様式」の見方で鑑賞すると、わかりやすかったりもします。

キュビズムに批判的な香さんの横で、キューピーちゃんが、ちと不満げな顔(笑)
キュビズムの分割技法というのも、現代的な或る視点から見ると、かなり進んだ表現形式だったりします。
例えば、テレビの画面をミクロ的に見ると、単純な3原色から成り立っています。ビデオやパソコンの時代になると、モザイク画像なるものも出現しました。後期印象派の点描画は、まさにドット絵です。
そのように、色と形の実態というものを分割&分析して、目に映るものをとらえるということを、今から100年以上前に絵画によって表現し得た、ということに驚きを感じませんか? 
一見、いい加減そうな絵画も、ちょっと解釈と観点を変えれば、インテリジェントに見えてくるのが不思議・・。

バラ色の時代の作風がお好きですか・・
恋人との出会いで世界観が変わる単純さに感じ入ってしまったという、香さんに見直されちゃって、草葉の陰でピカソも、さぞ感涙にむせんでいることでしょう。

投稿: ルイス | 2009年2月19日 (木) 09時43分

バラ色の作風が好きというより、青の時代、バラ色の時代と本当に自分の内面世界の色が如実に出ていて、その単純さが好ましいと思いました。私自身が単純な人間なので・・・(^^;。

ピカソ=へんてこりんな絵=好みじゃない・・・という至極単純に考えていましたが、子供の頃の天才的なデッサンや絵画を見たことや、スペインの美術館を訪れてたくさんの絵画に触れたことで印象はいいものに変わっています。 しかも、ただのへんてこりんに思えた絵は、ちゃんとキュービズムという概念なのだと、実はこの旅行で初めて知ったのでした。(あまり、絵画に興味がなかったもので・・・(恥))
ピカソ美術館で『正面から見たところと横から見たところを平面であるキャンパスに描き表している』という解説を受け、「ただのでたらめじゃなかったんだ・・・」と知り、少し理解できるようになったのです。
さらにルイスさんの説明でより理解が深まりました。なるほど、ピカソが天才といわれる所以を思い知らされるような観点ですね。

好みは別として、この旅行はピカソをちょっと掘り下げて理解することが出来、毛嫌いから好感を持つようになった旅行でしたよ。

投稿: | 2009年2月21日 (土) 01時50分

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