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ガウディの世界 1 (カサ・バトリョ)

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(九日目の行程) バルセロナ (カサ・バトリョ → グエル公園 → 聖家族教会 → ピカソ美術館)

Spain025 1852-1926 を生きたガウディは、バルセロナにたくさんの個性的な建築物を残している。 彼は死んだとき、まるで浮浪者と間違われるような身なりで路面電車に引かれて一生を閉じたというから、100年の時を経てこんなにもたくさんの人たちが彼の建造物を訪れていることを 生きていたらどう思うのだろう。

ガウディは、直線を嫌い、自然をモチーフにした曲線を好んだ。 だから彼の建物は独特の風合いである。

カサ・バトリョ(バトリョ邸: カサはスペイン語で家という意味)は、カラフルでかわいい。 驚いたことに今でも住人がいるそうで、亡きバトリョ氏の部屋であった二階部分と屋上のみが見学できる。 エレベーターで上がって、階段で下りてくる時に、住人の部屋のドアの前を通るのだがうるさくないのだろうか・・・と心配になってしまう。 (一応、静かに階段を下りるように注意はされるのだが・・・)

見るものすべてが面白いデザインの中、私が気に入ったのはこの部分(右の写真)。Spain030_2

電気の無かった昔、明り取りのために建物の内部は吹き抜けになっていた。

ガウディは吹き抜け側についている窓の各階のデザインをすべて変え、大きさも違えているのだ。 下に行くほど大きい。

なぜだかわかるだろうか?

答えは、下の階に行くほど明かりが届きにくくなるからである。

ガウディの魅力は、”ただ奇抜なだけ”ではなく、ちゃんといろいろなことが考えられて緻密に取り組まれているところにあるのだ!と気がついたら感動した。 

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ここは昔からバトリョ氏の邸宅で本人は二階部分に住み、上の階は他人に賃貸していた。 だから、賃借人とバトリョ氏の入り口は違い、階段のデザインも全く違ってて面白い。

Spain026 それから、カサ・バトリョの前の石畳(左の写真)。

これもガウディのデザインだそうだ。 なんか、こんな芸術品を踏みながら歩くなんて、バルセロナっ子は贅沢だなぁ・・・なんて思ってしまう。

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コメント

バトリョ邸は、どこからともなく、すがすがしい幻想の水音が聞こえてくるような建物で、曲線がもつ独特の、癒しの空間というイメージが印象的でした。
こうした家に住んでいるだけで、争いごとを忘れて、夫婦喧嘩もなく家族円満、心まろやかに暮らせるような気がします。

「住人の部屋のドアの前を通るのだが、うるさくないのだろうか・・と心配になってしまう」というくだりでは、香さんの素直で純粋な人柄に触れて、思わず微笑してしまいました。
世間ズレした下衆の勘ぐりをすれば、入場料の一部は権利として支払われていて、多少の物音は気になるどころか、今日は大盛況だわぃ・・とほくそえんでいたり。経済危機で観光客が減れば、逆に大汗かも。。な~んて想像に飛んでしまいがち(苦笑)

僕が思うに、ガウディは、在世中には世に認められなかったとしても、いつの日か評価される時代がやってくることを信じていたであろうし、自分が生み出した建築作品には、確固たる自信を持っていたと思います。それほど彼が学んだ教養範囲は広く、ガウディ自身が人類の歩みや自然と一体化していたと思われるのです。そして、未来においても、その真価は益々高まることでしょう。

今のバルセロナはガウディの建築を見る目的で訪れる観光客で溢れ、ガウディなしのバルセロナは考えられないほどになりました。
こうした現在の発展ぶりを見て、ガウディは草葉の陰で(こちら風に言えば、石碑の陰で)あごひげを撫でながら、ワシが思ったとおりじゃわぃ・・と、きっと満足げな顔で微笑んでいるに違いありません。

投稿: ルイス | 2009年2月 4日 (水) 08時53分

ルイスさん!やっとすべてを書き終えましたよ~。 二日に一編・・・などと面倒なことはしないで毎日少しずつアップすることにしました。

ところで・・・ガウディがあの世で満足しているとしたら、それは嬉しいことです。
バルセロナを訪れる前は、『カラフルな』『奇抜な』『面白い』建築物という頭しかなかったのですが、実際にいろいろ見て、ガイドさんからの説明を聞いて、彼の”天才”たる所以を知りました。 

本当に彼の建築物にはテンションが上がるくらい元気をもらったし、その見た目に隠れる奥深さに感動したし、面白かったです。

バトリョ邸の入場料は結構しますから(毎日どのくらいの人が訪れるのだろう!?!)、住人は多少の我慢と引き換えにホクホクなのかもしれないですね(笑)。
あんな家に住めるなんて、うらやましいなぁ。おとぎの家みたいなので、毎日現実(外の世界)から夢の国に帰って来る様な気分になれそうですね!

投稿: | 2009年2月 5日 (木) 20時59分

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