アルバイシンの丘
マドリッド(3泊) - カルモナのパラドール(1泊) - マルベーヤ(コスタ・デル・ソル)(2泊) - グラナダのパラドール(1泊) - バルセロナ(3泊)
(八日目の行程) グラナダ → バルセロナ
アルハンブラ宮殿は、小高い丘の上にそびえている。 その隣にももう一つ丘があり、アルバイシンと呼ばれる。 アルハンブラ宮殿を眺めるアルバイシンの丘も一つの観光スポット。
丘の中腹までバスで行き、そこから丘の上の広場までは住宅街を歩く。 今まで歩いたトレド、コルドバ、カルモナ、セビリヤ、マルベーヤの住宅街と比べ、貧しさがにじみ出ている気がした。 今までが”観光地”として綺麗にしている部分を通っていただけだったのか、もしくは比較的裕福な地域だったのか・・・・。
ただ、狭い路地を抜けるとバルで立ち話をしている人たちや、たくさんの(私たちにとっては)珍しい果物などが並んだ市場を見ていると活気を感じる。
右は、この丘から眺めたアルハンブラ宮殿。
右側の建物は、今回観光は出来なかった”アルカサバ”(城塞)。左側にはアルハンブラ宮殿とカルロス5世宮殿、私たちの泊まったホテル”パラドール・デ・グラナダ”の鐘楼が見える。
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彼女が売っていた何点かの絵から、アラヤネスの中庭を描いた絵を5ユーロで購入した。
彼女は金髪を坊主狩りにしていたし、お金の受け渡しはそばにいたジプシー風の男性が行っていた。 一見風変わりな彼女の描いた絵は、まるで写真のようだった。
写真の絵葉書もいいけれど、より魂がこめられている気がして、私はこの絵を買ったのだった。
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こうして、私たちはアルハンブラに別れを告げ、一路、バルセロナに向けて飛行機で飛び立った。
余談だがパルセロナでも、コスタ・デル・ソルと同じように、水不足で給水制限が出されるか否かという瀬戸際に、私たちが恵みの雨をもたらした。
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コメント
サン・ニコラスの教会広場から眺めたアルハンブラ。
つい宮殿の全景オンリーに目が行ってしまいがちですが、こうして十字架を入れて撮るのもいい感じですね。
この女の子が描いた絵は、僕も持っています。
その後、再び同じ広場に行った時には、もう彼らはいなくなっていました。きっと旅行がてら滞在していたヒッピーだったのでしょう。今ごろは、どこかの街で違った風景を描いて売っているのかもしれません。
投稿: ルイス | 2009年1月 4日 (日) 01時43分
そうなんです!ルイスさん、よく気がついてくださいました!! 十字架の立っているこの広場の写真が気に入っていて、ここに載せてみたかったのです。写真の腕はルイスさんには及びませんが・・・なかなかいい絵ですよね。
ルイスさんはどこの風景画を彼女から買われたのでしょうか。 彼女達は流れ者だったのですか・・・。だったら余計に買っておいてよかったです。一期一会ですね。
投稿: 香 | 2009年1月 5日 (月) 16時31分