麗しのアルハンブラ宮殿 5 (夜のアルハンブラ宮殿)
マドリッド(3泊) - カルモナのパラドール(1泊) - マルベーヤ(コスタ・デル・ソル)(2泊) - グラナダのパラドール(1泊) - バルセロナ(3泊)
(七日目の行程) マルベーヤ → ミハス → グラナダ
私たちのツアーでは、贅沢なことに二回アルハンブラ宮殿を訪れた。 夕方の5時からと、夕食後の10時から。 こんなことが出来るのも、アルハンブラ宮殿に泊まることのできるツアーだからこそ。 現地ガイドさんいわく、こんな贅沢なツアーはめったにないとのこと。
人気の高いアルハンブラ宮殿のチケットをツアー客15人分の二回分押さえるのは大変だったろう。感謝!
↑ 私のカメラでは綺麗に宮殿内を撮ることができなかったので、宮殿からみたグラナダの夜景をどうぞ! 対比として、アルハンブラ宮殿からみたグラナダの昼間の風景も載せておく (同じ場所じゃないけれど)。
さて、昼間は日差しの下に荘厳な姿を見せている宮殿は、夜間、その控えめなライトアップにより、より厳かな雰囲気をかもし出している。 まるで、本当におとぎ話に出てきそうな美しい宮殿。
乳白色のスタッコ細工の凹凸が、夜の闇の中で浮かび上がり、昼よりも光と影の部分を際立たせて私たちの目に飛び込んでくる。
もし、フリーな旅行でグラナダ滞在をするのなら、ぜひ夜のアルハンブラ宮殿に足を踏み入れてもらいたい。 出来たら『アルハンブラ物語』を読んでからをお勧めする。 この本には夜のアルハンブラ宮殿がキーポイントになった物語がたくさん出てくるのだから。
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コメント
夜のアルハンブラ宮殿にも入れたなんて、本当に幸運でしたね。
素晴らしい企画のツアーだと思います。
たとえ暗くて写真には撮れなくれても、ライトアップの効果で黄金色に染まったストッコ細工の絢爛豪華な広間を目のあたりにした印象は忘れられないものですね。
それは、ワシントン・アービングが著した不朽の名作「アルハンブラ物語」を彷彿とさせるような、昼間のアルハンブラでは味わえない、幻想的な空間に変貌していくかのようです。
投稿: ルイス | 2009年1月 4日 (日) 01時56分
アービングが夜のアルハンブラ宮殿では亡霊の姿におびえた場面もありましたね(笑)。
昼間と夜、ルイスさんのイタリアの写真のように、どの建物も二つの魅力を持っているものですね。
アルハンブラ宮殿はその過去のおかげで、より妖しげな影を落としているように思えます。天井もアラヤネスの中庭の回廊も、こんなに凹凸があったのかと驚きました。
投稿: 香 | 2009年1月 5日 (月) 16時41分