古都 トレド
マドリッド(3泊) - カルモナのパラドール(1泊) - マルベーヤ(コスタ・デル・ソル)(2泊) - グラナダのパラドール(1泊) - バルセロナ(3泊)
(三日目の行程) マドリッド → アランフェス → トレド → マドリッド
美しいトレドの旧市街地は、世界遺産に登録されている。 また、エル・グレコが宮廷画家としての地位をフェリペ二世に絶たれてから死ぬまでの40年間を住んだ街が、ここトレドであった。 その美しい風景に心を癒されたのか。
私たちは、アランフェスからトレド移動、トレドにあるパラドールのレストランで昼食をとり、午後はトレドの旧市街地を歩いた。 左の写真は、そのパラドールのカフェのバルコニーからの眺めである。
パラドールについては後日詳しく書くが、ここ”パラドール・デ・トレド”はトレドの旧市街を一望できるという素晴らしい立地にあるため、人気が高い。 眺めを堪能するなら、レストランよりカフェの方がいいかも。
旧市街探索は、カテドラルとサント・トメ教会。
<カテドラル>
トレドのカテドラルは、スペインのカトリックの総本山。 最大規模を誇るだけあって、見所満載だ。 レターブル(祭壇装飾衝立)や、宝物庫の聖体顕示台という日本のおみこしのようなものは、大量の金が使われ圧巻。 コロンブスの新大陸発見によりもたらされたスペインの栄華の極みを堪能できる。 また、エル・グレコやゴヤなどの絵画もある。
ただカテドラル内は当たり前だが薄暗く、写真を撮っても綺麗に残せないため写真が無い。 見所満載だったはずだが、あまり覚えていないのが残念だ。
<サント・トメ教会>
ここには、エル・グレコの最高傑作のひとつといわれる『オルガス伯の埋葬』という絵画がある。 実はこの絵画、現在の位置にはなかった。 現在の位置からみて、左側の壁にあったそうだが、あまりにもこの絵画を見に来る人が後を絶たず、みんなに見やすいようにと今の位置に動かされたのだそうだ。 ちなみにエル・グレコは自分と愛息子をその中に描き、絵の中の愛息子は片手で亡くなって聖人に抱えられているオルガス伯を、もう一方の手で地面を指差している。 「ここに、この人が眠ってるよ(埋葬されている)」という意味だそうだ。
こういうお茶目心をわたしは面白いと思った。
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