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自由の女神

2007_0429ny0019 16年前のニューヨークでは、自由の女神に登る時間がなかった。 第一、一緒に行った友達がそういうことに興味がなかった。  ところが、私はそこに登れる(上れる)ものがあったら登るという主義!・・・というのは大げさだが、イタリアでもピサの斜塔に登り、オーストラリアではエアーズロックに登り、台湾ではTAIPEI101に上った・・・・。とにかく、ニューヨークでは自由の女神の”王冠のところまで”是非とも登りたかったのだ・・・。

16年前に上れなかったことをずーっと悔やんでいたので、今回ニューヨークに来ることになったときに友達に「ぜひ、自由の女神に行きたい!」とお願いしたのだ。 友達は快諾。「やったー!!」

ところが、結果から言うと、私は今回も夢を叶えることができなかったのである・・・・。

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9・11以来、自由の女神のあるリバティ島へ渡ることは大変になった。まず、事前にネットでフェリーを予約しなければならない。 なんと、英語のみ! ひー! 

しかも、9時半出発のフェリーに乗る人は『8時に集合』、それ以降のフェリーは『出発の二時間前に』とあるではないか・・・。 時間を無駄にしないためにも朝一番で行くことを決意。 夕方遅くにニューヨークについて、翌朝早起きかよ・・・・やれやれ。

ニューヨークに着いた翌朝、地下鉄に乗りマンハッタンの南端、バッテリーパークに8時ごろ到着してみると、既に列が。 しばらく並んでいると、スタッフが現れネットの予約表を回収していった。その後、前もって用意されていたらしい、名前が貼ってあるチケットを渡される。 それからが長かった・・・。 

船着場前に移動して、延々と一時間近く待たされる。やっと動いたと思ったら、なんとX線検査! これがジャケットまで脱がなきゃいけないもんだから、結構時間が掛かる。『二時間前に集合』の意味がようやくわかった。

更に待たされて、やっと乗船。 実はこの日はすごく寒かった。 街中の温度計は”華氏”表示なので、実際は”摂氏”何度かわからなかったが、この日の朝は10度をきっていたのではないだろうか。 私はかなりの寒がりなので、長袖シャツ+革ジャン+ダウンジャケットを着ていた!これはすごくいい読みだった。

なのに・・・ああ、隣では白人女性がノースリーブを着ているではないか・・・。しかも二人も! さすがにひとりは寒そうに震えていたけれども・・・。 私だったら、速攻、風邪を引いて熱を出すな。 白人との体感気温の差は2,3度あるとも聞くし、私は日本人の中でも究極の寒がりだから、彼女たちとは10度ぐらい差があったりするかも。

なんて、話が横道に逸れたが、いよいよ自由の女神だ!

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フェリーでは、ガイドブックより 「行きは、右斜め前方が自由の女神を拝めていい」という情報を事前にゲットしていたため、いい場所で写真を撮ることができた。

ところが、盲点だったが、ここはフェリーを降りるのが最後の方になってしまうのだった・・・・不覚。

そんなわけで、フェリーから降りて自由の女神に行き着いた時には、長蛇の列が。しかも、びっくりしたのだがここでも再びX線検査があった。 X線検査を受けた人しかフェリーに乗れないのだから、意味ないじゃん(怒)! これは、「ここまで俺達はやったんだからもう安心だ」的、アメリカンな考えらしい。

「もう!勘弁してくれ~」と、テロ実行犯が憎らしくなる。

ここでも1時間ぐらいかかってやっとX線検査を終えて、ようやく夢の詰まった自由の女神へ。 階段を上がっていくと途中に、2007_0429ny0014 右の写真のトーチが展示してある。 なんでも女神が持っているのと同じ大きさだそうだ。

2007_0429ny0016 台座は展望台になっていて、360度移動しながら景色を眺めることが出来る。

← 台座から見上げた自由の女神。

↓ 台座から見たマンハッタン島の摩天楼。2007_0429ny0015

そして、のんびりと360度の景色を楽しんで、いよいよ女神の王冠へ!!と期待に胸を膨らませて台座内部へ戻ったのだった。

ところが! これ以上登るような階段が見当たらない。 ??? 上を見上げると螺旋階段らしきものが見えるが人の気配は無し。

「え?登れないのかなぁ?」と疑問を口に出したら、友達が「登れないよ。」と冷たく一言。

そう。友達は台座までは登る意思はあったものの、もともと王冠までとは考えていなかったらしいことが、ビンビン伝わってきた。 そんなぁ~。

・・・・・・泣く泣く、台座を下りる階段へ向かったのだった。

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私はずっと納得がいかなかった。

だって、私のガイドブック『ブルーガイド わがまま歩き』には”王冠に登る”記事が組まれていたのだ。

友達の『これ以上は登りたくない』という意思が現われた「登れないよ」の一言で意気消沈し諦めてしまったが、あそこで警備員に聞けばよかったのだ! 「王冠まで行けるか?」と。 ところが英語ヒアリング力に自信のない私は、ここで再び諦めてしまったのだ。

もし彼らに「登れない」と言われていたら、諦めがついたのに。 友達をちょっぴり恨んでもみたりした。 

帰国後、本当に登れないのかネットで調べてみたが、満足するページに行き着けず。

ただ、妹が不確かな情報だけれどもと、「9・11の後で閉鎖され、いったんは解除されたけど、また閉鎖されたみたいだよ」と教えてくれた。 王冠へ登る階段は細く狭い。 狙われたとわかっても逃げ道がないからだそうだ。

これで納得するしかないのかぁ・・・・。

もしこれが本当だとしたら、私の夢は断たれた。 この先、王冠までの階段が開かれることはないだろう。 だって、治安はどんどん悪くなっているのだから。 

もし再び開かれたとしても、私がニューヨークを訪れる機会があるかどうかもわからない。 もし再び訪れる機会があったとしても、一緒にいる友達が登ってくれるとは限らない。

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