ワールド・トレード・センター
自由の女神に無念を残しながら、リバティ島を去った私たちは、フェリー乗降場であるバッテリーパークから、グラウンド・ゼロに向かった。
地下鉄を使おうかと思ったが、たった二駅しかないので「ここから歩いてしまおう!」ということに。
ウォール街を横目に見ながら、オフィスワーカー達でにぎわうビジネス街を抜けて20分ほど。 ワールド・トレード・センター跡地のグランウンド・ゼロに到着。
必然的に厳粛な気持ちにならざるを得ない。大声で話すことははばかられるので、自然と小声になる。
ここは現在、工事中で、囲いが張り巡らされている。 その一角に写真のような場所が設けられ、ここで亡くなった人たちの名前、2001年9月11日のタイムテーブル(例えば、「○:○○ UA○○便 ○○に向けて離陸」といった感じで、こと細かくその日の出来事が記されているのだ。)、そしてワールド・トレード・センターの写真などが展示してある。
雲で覆われたマンハッタンに、ちょこっと突き出したツインタワー。 ワールド・トレード・センターはニューヨークで一番高いビルだったのだ。
**************
余談だが、マンハッタンの写真を使用したポストカードの中には、まるで幽霊のように半透明のワールド・トレード・センターが写っているものがある。
最初は”アメリカン・ブラック・ジョーク”なのかと思い、遺族の方への配慮が足りないと不快に思ったりもしたが、これは「私たちは忘れない」といった意味の慰霊の気持ちがこもっているのかも、と思い直し、買ってみた。
| 固定リンク
「ニューヨーク」カテゴリの記事
- ニューヨーク旅行記 あとがき(2008.07.04)
- The Phantom of the Opera(2008.07.02)
- アメリカンな食事 その4(2008.06.30)
- セントラルパーク(2008.06.28)
- アメリカンな食事 その3(2007.10.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント