白い綿の城、パムッカレ
アンカラ → カッパドキア(2泊) → コンヤ → パムッカレ → イズミール → チャナッカレ → (トロイ) → イスタンブール(2泊)
いよいよ、トルコでカッパドキアと並んで有名な世界遺産のひとつ、パムッカレへ!
カッパドキアとパムッカレを訪れることがここ数年来の私の最大の夢だったので、果たすことが出来て本当に幸せだ。
パムッカレとは綿の城という意味で、白い石灰の段々畑のような美しい風景が広がっている。 パムッカレを知らない人でも、テレビや雑誌や旅行会社のポスターなどで、その美しい白い城を目にしている人も多いだろう。
石灰質を多く含む温泉が同じところを何度も何度も流れて、こうした段々畑を形作っていったのだ。 自然の力はすごい。
2000年前のローマ時代からここは保養地となったほど温泉がたくさん湧き出ていたのだろうが、現在では悲しいことにその量が減ってきているらしい。ここにも地球温暖化の影響か・・・。
また観光客が世界中から訪れ、土足で歩き回ったため、その美しい白さがどんどん失われていってしまった。 世界遺産保護のため、現在ははだしでしか入れず、入れる場所も制限されている。温泉の流す場所も量も専門家によってコントロールされているらしい。
昔は写真の段々畑のその一つ一つに美しいブルーの温泉がなみなみと入っていたのだろう。 その頃に一度、来たかったなぁ。
ところで。 パッケージツアーの悲しい定めとして、私たちはここパムッカレでの自由行動は1時間しか許されなかった。
足首しかつからぬほどの高さのぬるーい温泉に足をつけて、入場許可の部分を延々と歩き回るのも結構時間が掛かるし、美しい風景の撮れる写真スポットが、パムッカレの右端と左端に点在している。
そのすべてを楽しんでいたら、十分楽しまないうちに時間がなくなってしまった。
最後は駆け足になり、泣く泣くこの場を後にした。ああ、また来たいなぁ。今度はゆっくり半日過ごしたい。
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写真やテレビで見たパムッカレは、そのアングルのうまさなのか、延々と白い石灰棚が続いているように思えた。
実際は、山の下から見ると、こんな感じでこじんまりとした規模である。
遠くから見ると茶色い山(丘?)の中腹に、白いかたまりが一箇所に付着しているという感じ。
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