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メブラーナ廟

アンカラ → カッパドキア(2泊) → (コンヤ) → パムッカレ → イズミール → チャナッカレ → (トロイ) → イスタンブール(2泊)

この記事に取り掛かる前に、コンヤで悲しい事故が起きてしまった。 私の参加したツアーと同じく(旅行会社は違うが)、バス移動というパッケージツアーで、しかも亡くなった方は私と同じ年。 ご冥福をお祈りする。

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この、コンヤという町には、カッパドキアからパムッカレに向かう途中、1,2時間ほど立ち寄っただけだ。

ここは、イスラム教徒の聖地のひとつともなっており、イスラム教徒の格好、つまり頭にスカーフを巻いた女性がたくさんいた。 トルコは政教分離策をとっているし、それほど厳格なイスラム教徒ばかりではないので、女性はスカーフを巻いていない人も多いのだ。

この町では、その聖地である「メブラーナ廟」と、「インジェ・ミナーレ博物館」の二箇所を観光した。2006_0916turkey0082 写真は、メブラーナ廟。

ここ、メブラーナ廟はイスラム神秘主義教団の導師、メブラーナ・ルーミの霊廟でもあり、そのほかの聖人のお墓もあり、コーランや衣装などさまざまなものが展示されている博物館である。

展示してある主なものは

1)セマの様子を描いた蝋人形 : かなりリアルな蝋人形で、ちょっとこわい! ”セマ”とは旋舞の儀式で、ひたすらぐるぐる回り続ける。なんと3時間も回っているとか!! 

白い装束(フレアーロングスカートのようなもの)を身に着けた男性が、ぐるぐる回る姿をご覧になったことがあるだろうか。 あれは回ることにより忘我の境地になり、少しでも神の世界に近づくことが出来るというもの。

2)コーラン: 家においておく”どでかい”書物から、持ち運び用の小さなコーランまで展示してある。 右の写真で、私の指と比べると、その小ささがわかるだろう。 2006_0916turkey0080

驚いたことに、書いてある内容は同じ量だとか?!ほんとかなー。

2006_0916turkey0081 3)ひげ: 左の箱には、教祖のひげが入っているそうな。

イスラム教徒の男性はひげを生やしている。 なぜか?

イスラム教では偶像崇拝禁止なので、マホメットの肖像というものがない。 だが、『ひげを生やしていた』ということだけは言い伝えられており、少しでも彼に近づきたいという思いから、ひげを生やしているのだそうな。

4) お墓 : 霊廟なので、もちろん遺体が安置されているのだが、アンカラでのアタチュルク霊廟でも説明したとおり、遺体はメッカの方に顔を向けて地下に埋葬されている。

つまり、私たちが観ることができるお棺はただの箱なのだ。2006_0916turkey0078 なんか、すごく派手だなー。

ちなみに、とぐろを巻いているのは、イスラム教徒の男性がかぶるターバンを模したもの。埋葬されている人の地位によってその大きさが違うのだそうな。

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