ヴェルサイユ、こぼれ話
ガイドさんから聞いた、面白い話を・・・
ヴェルサイユ宮殿を作らせたルイ14世は、実は大のお風呂嫌い。生涯に入ったお風呂は、たった3回とも言われている!!うえー。周りはたまったもんじゃない。
太陽王と呼ばれた(呼ばせた?)ルイ14世は、実はとてもちびっこだった。150cmぐらいしかなかったとか・・・。彼は、男でハイヒールを履いた、最初の男性だそうである。絵画にもヒールのある靴をはいたルイ14世の肖像画が飾られているので、探してみるのもいいかも。 ところが、それを履いて人々(貴族)の前に出たら、「かっこいい!」ということで評判になり、みんなが真似したそうだ。結局、意味がなくなったので、さらに高い靴を履くようになったとか。
また、ルイ14世は頭も薄かったとか・・・。持ってるかつらは200種類。うーん、おしゃれ(?)。
フランス・パリではトイレというものがなかったそうだが、ヴェルサイユにもトイレがなかった。ルイ14世の風呂嫌いもさることながら、貴族達がそこら辺で用を足したものだから、宮殿の悪臭はすごかったらしい。そこで、それをごまかすためにつけた香水。その頃には既に存在していた香水だが、貴族達がこぞって新しい香りを求めるようになり、それでフランスの香水産業が発展したらしい。今の香水があるのは、ルイ14世のおかげ?!
・・・でも、悪臭を香水でごまかしたって・・・余計に気持ち悪くならなかったのだろうか??
最後に、もう一つ。
この頃のフランスで生まれたのが、デザイナー産業。先日書いたとおり、ルイ14世が連日連夜、舞踏会を催したため、貴族達は毎日違う洋服を着なければならなくなった。そのうち、斬新なドレスでみんなの注目の的になりたいと思うようになったのも無理はない。その頃までは服を作る所が服をデザインしていたが、貴族の要望にこたえるデザインだけを専門にする職業、デザイナーが生まれたそうな・・・。
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