センス in マンダリン・オリエンタル東京
宿泊料金が一番安くて7万円と高いことが有名なマンダリン・オリエンタル東京の『センス』という中華料理レストランに行ってきた。 (宿泊料金はその後、プランによっては多少安く泊まれるものができた)
『センス』は広東料理のレストランで、『ミシュラン東京2009』の一ツ星を獲得している。
中華料理で、なぜ”SENSE (センス)”なんて店名?と疑問に思ったが、テーブルクロスの刺繍を見てピンときた。 おそらく、マンダリンのトレードマークである扇子と、”五感”という意味があり、「センスがある」などと使われる”SENSE”という英語をかけたのだろう。
今回は、彼のご両親にご馳走するという企画。 彼らには「中華が好きなので、(夫婦二人だとなかなか楽しめないから)今度一緒に連れてって」と前々から言われていたのだが、私の彼の都合でなかなか実現せず・・・・満を持して企画を決行!
5月は彼のお母さんのお誕生日があり、母の日もあり、しかも数年越しでやっと叶えた中華料理だったので、奮発することに。(っていうか、私自身も『マンダリン』にも『センス』にも来てみたかった・・・。)
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あのマンダリン・オリエンタル東京に足を踏み入れられるということだけでも、密かに胸躍る。
もう二度と来られないかもしれない!ということで、コース料理のすべてを写真に収めてきた。 お店の人も、わざわざ北京ダックやふかひれを取り分ける前に、写真を撮らせてくれるという親切さ。 ミシュランに選ばれるだけあって、スタッフの対応も気持ちいい。
メニュー選びのとき、「混雑しているので、単品よりコース料理の方が時間が掛かりません」といわれた。 不況というのに、たくさんの人が高級中華に来るんだな、と感心。
どれにしていいのかわからないほどコースがあったが、海鮮・肉料理から好きなものを二品選べるというコースを選択。 20,000円なり。
最初に各々ビールやカクテルを頼み、二杯目からは紹興酒に! やっぱ、中華料理なら紹興酒でしょ。
20年物の紹興酒を勧められたので、それにしたが、お値段は500mlのボトルで21,000円なり!!
ちなみに、安い紹興酒は温めて氷砂糖なんか入れちゃったりするが、これは邪道。 この20年物のお勧めの飲み方は、常温でストレート。 これがまた飲みやすい。
結局、総額117,000円。
ネットで一人予算20,000 - 29,999円と書かれていたが、まさにその通りになってしまった。 お酒をたくさんたしなむ人なら、もっと予算を見なくてはならないだろう。(ちなみに一番安いコースは14,000円)
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さて、下世話なお金の話はさておき、さすが天下一品のホテルのミシュランレストラン。
そのすべての料理が芸術的に盛られ、かつおいしかった。 本当においしいものは、普段食べているものと名前は同じでも、違うものじゃないかと思うほど味が違う。
上の写真から紹介すると・・・細かいメニュー名は忘れてしまったので悪しからず・・・前菜三品の中から選んだ『マグロのカルパッチョ』。 これは口の中で溶けて、めちゃくちゃおいしかった!
それからやはり「他店とモノが違うぞ」と思わせるような絶品『北京ダック』、『ふかひれのスープ』と続き、10品の海鮮・肉料理の中から選んだ『あわび』と『サーロインステーキ』。 あわびやサーロインステーキも、口に入れた瞬間「おいしい!」と思わず口から出てしまうほど。 添えられている野菜も一味違ったり(特にセロリがおいしかった!)、珍しかったり。(サーロインステーキの横には、赤いほうれん草と、からし菜の仲間の野菜が載っていて、どちらも歯ごたえしゃきしゃきでおいしい)。
それから、食事のシメはズワイガニのチャーハン(こちらは、私的には唯一”いまいち”だった)。
最後に、デザートのムラサキ芋のタピオカミルク。 私は、マンゴープリンと杏仁豆腐が苦手で、タピオカミルクが大好き! ムラサキ芋との組み合わせが最高だった。
最後に中国茶が出されるのだが、とてもフルーティー。聞けば『ライチ』のブレンドティーだった。こんなの飲んだことない!
チャーハンの前で既に満腹に近く、紹興酒も適度に効いて大大大満足の夕飯だった。
ちなみに、ネットで「34階のトイレからの眺めが最高!」という書き込みを見つけたのだが、ホテルの宿泊客ではないから行けず。
レストラン階である37階のトイレは、夜景こそ見えないが、大理石でしつらえてあって、素敵! 思わず写真に収めてしまった。
もちろん、食事をしながら素晴らしい東京の夜景が堪能できるので、トイレからあえて見る必要もないか・・・。
機会があれば、『センス』と同じフロアー(37階)にある『シグネチャー』というフレンチにも行ってみたい・・・と密かにもくろむ私であった。
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