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福岡旅行記3 モツ鍋『万十屋』

041 吉野ヶ里遺跡からの帰り道、モツ鍋の老舗の万十屋に行ってきた。 老舗だし、行列が出来ると評判の店だ。

ちょうど福岡訪問の数週間前、万十屋の紹介をテレビで観たところだったので「なんてタイムリー!」と喜んだ。 

テレビの受け売りで、しかも私の記憶のあいまいな部分から説明をさせてもらうと・・・・

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時は戦前、昭和18年。 万十屋は、もともと本当におまんじゅう屋さんだった。 ところが、まんじゅうを作る主人は戦争で死亡。 女手一つで子供を育てて生活して行かなければならない。

そんな時、行商が”その当時、誰も食べることのない牛の臓物”を売りに来た。 食べない理由は『臭い』から。 ただ、そのせいで破格の値段だった。

「この安いモツで、商売は出来ないだろうか・・・」と女将は考えた。 モツを鍋にすることを思いついたが、臭みが抜けない。 試行錯誤を繰り返し、ようやく行き着いたのが”小麦粉”。 まんじゅう屋だけに、小麦粉はふんだんにあったのかも。 

店でモツ鍋を出すと、そのおいしさに大繁盛!! 

ちなみに、現在は臭みを取るのに小麦粉は用いられていないそう。 そして女将も二代目になっている。

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039 さて、万十屋のモツ鍋は”すき焼き風味”。 (ちなみに、東京に住む私たちのモツ鍋のイメージは白いスープなのだ。)

なんとメニューは、モツ鍋が一種類! 他にカシワ飯(鶏肉の炊き込みご飯)と、酢モツ、牛刺し、枝豆豆腐などたった五種類(右の写真参照)。 

おいしさの自信の表れだろう。

店内は軽く100人以上は入れるほど大きいのに、このモツ鍋を目指して行列が出来る。

そして、モツ鍋は本当においしかった。  モツと野菜(キャベツやニラ)との割合が、全然ケチっていない。 モツと野菜を程よく口に運んでいくと、普通の店では、野菜ばかりが残ってモツを箸で探すようになるのに、万十屋のモツ鍋は逆にモツが残ってしまうぐらいなのだ。

畳の上に大テーブルが並ぶ広間には、従業員のおばちゃんたちもたくさん! 

平均年齢は65歳なんじゃないの?!と思うようなおばちゃん達が、注文をとって、モツ鍋を作って、ちょうどいいころあいを見計らってよそってくれる。 てきぱきしてて、なんとも気持ちが良い。

045_3 モツ鍋とカシワ飯&白飯を平らげたのに(左の写真)、「博多のモツ鍋は、ちゃんぽん麺で締めるんだよ!」という友達の教えでちゃんぽん麺を投入して食べた。

お腹はいっぱいなはずなのだけれども・・・まだ汁が残っている。

「・・・おじやも行っちゃう?!」ということで、おばちゃんに「まだ食べるの?」という顔をされながらもおじや用のご飯を追加。

このおじやがまた、今まで食べたおじやの中でぴか一だった。 私の38年の歴史の中で一位に輝くおじやだ。

汁にご飯と卵を投入。 ぐつぐつぐつぐつ、汁がほとんどなくなるまで煮て、私たちが「もう、こげちゃうんじゃないの?!」と心配になるところまでほおっておいてから、おばちゃんはやっとかき混ぜた。 それが頃合だったのは、食べてみてわかった。

万十屋に行ったなら、このおじやは食べなきゃ損!と声を大にして言いたい。

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