福岡旅行記2 吉野ヶ里遺跡
福岡に、この友達の家を訪ねるのは実に4回目。
押さえるべき柳川や大宰府天満宮、糸島半島などは既に行っているので、今回は佐賀県まで足を伸ばした。
吉野ヶ里遺跡は、弥生時代の遺跡としては日本最大級。
端から端まで丁寧に見たら一日過ごせてしまうのではないだろうかと思うほど広かった。
当時の竪穴式住居や祭殿、倉などが復元されており、人形によって当時の生活ぶりを見られるようになっている。 また、頼めばボランティアの方たちが無償で説明をしながら案内をしてくれるそうだ。
また、遺跡から発掘された土器や宝飾物、人骨などの展示もしてある。
そして、心躍ったのが体験”勾玉(まがたま)つくり”! この他、常時火起こし体験や、土笛・布作りなどの体験が出来るし、季節のイベントもあるそうだ。
勾玉つくりは参加費200円~250円(石の種類による)で、結構楽しいし、お土産にもなる。
一時間くらいで作れ、閉園時間さえ考えれば、好きな時間から参加できるのも魅力。 作っている間は、弥生時代の衣装を身にまとった係りの人が、いろいろとアドバイスもしてくれる。 弥生時代の衣装を着ていても、しゃべれば普通のオジサンたちなのが笑える。
友達夫婦は最初、子供達が「勾玉つくりたい~」というのを嫌がっていたのだが、実は私も密かに「勾玉つくりたい~」と強く願っていたのだった・・・。 まさか、否定している友達の前で自分の口からは言えなかったので、子供達の粘り強く熱い願いが聞き届けられた時は、心の中で快哉を叫んだほどだった。
本物の勾玉は、こんな一時間で完成するような代物ではないし、200~250円でも作れない。
この体験は、砥石で簡単に削れる蝋石を使用したもので、値段は実費+手数料のものだろう。 石はしろ、ピンク、黒など四種類あったと思う。
私はピンクを選んだ。 (ほとんど白だけど、白色の石と比べるとほのかにピンク色なのだ。)
右上の写真は、上部が製造工程の見本、下部の左側が砥石で、右側の小さな白いものが蝋石。 糸を通せるように、最初から穴があけてある。
削りとる線を自分で鉛筆で引き、見本を見ながら、はたまた係りの人にアドバイスを受けながら、砥石で削る。 結構難しいのだ。 大胆に削らないとでっぷりした勾玉になるし、削りすぎると取り返しが付かない。
大体の形をつくった後、紙やすりで磨いて光沢を出し、糸を通して完成~!!
係りの人に「見本の形に近いですね」とほめてもらえて、ひとりご満悦。
同じ見本を見ながら造っているのに、みんながみんな、違う形になるので面白い。
ちなみに、8歳と5歳の子供達は一人で仕上げることは出来ないので、お父さんと二人三脚。 ほほえましかった。
吉野ヶ里遺跡に足を伸ばすことがあったら、是非勾玉つくり体験をしてみよう!
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