ドラリオン 最高!
3月11日、『ドラリオン』を観に行ってきた。
もう、感動の嵐!!
ぜひ機会がある方はご覧あれ!東京公演のチケットも平日だったらまだ多少はあまっているみたいだ。
東京公演を5月に終えるとその後、仙台→大阪→名古屋→福岡 と周る。
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ところで、『シルク・ドゥ・ソレイユ』も『ドラリオン』もわからないという方のために、ちょっと説明をさせていただくと・・・・
1984年にカナダで結成されたサーカス集団が『シルク・ドゥ・ソレイユ』。 カナダには英語圏とフランス語圏があり、発祥の地であるケベック州はフランス語圏。 だから『シルク・ドゥ・ソレイユ』はフランス語なのだ。
”シルク”は英語で言う”サーカス”、”ドゥ”は「~の」という意味である”オブ”に当たり、”ソレイユ”は英語で言う”サン”、つまり太陽という意味だ。
”シルク・ドゥ・ソレイユ”のサーカスは、普通のサーカスと思ったら大間違いだ。
夢の中のような、異国のような、ある独特の世界を作り出し、その中に様々な”超人的”な技が組み込まれている。 それぞれの出演者達は、普通のサーカスにプラスして”優雅さ”というものを出していかなければならず、すごく高度な技が求められる。
そんな彼らはいくつものサーカス集団を作り、世界各国でサーカスを繰り広げている。日本には数年に一度来るだけだが、ラスベガスでは常に複数のサーカスを見せている。
『ドラリオン』というのは、その中のひとつなのである。
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私が初めて『シルク・ドゥ・ソレイユ』のサーカスを観にいったのは、確か『サルティンバンコ2000』(2000年)。それから『キダム』(2003年)『アレグリア2』(2004年)と観にいっている。ラスベガスでは『O(オー)』(2004年)も観た。
その中で、ダントツでよかったのが『サルティンバンコ』と今回の『ドラリオン』だ。
『キダム』と『アレグリア2』、『オー』に関しては、サーカスの技がすごいかもしれないのにそれを「すごい」と感じられないような演出で、なんか拍手をしそびれてしまうような、「おおー!!」ではなく「ふーん」という感じの感想しかもてないような、そんなショーだった。もちろん、いくつも披露する技の中で「すごい!」というものだってあったけれど、全体の印象はあまりよくない。
そしてシルク・ドゥ・ソレイユのショー独特の”夢の世界・異国の世界”というものを前面に押し出しすぎて、ちょっと引いてしまった・・・。サーカスの技より、ピエロの登場の方がやたらと多かったり、その芸が空回りしているようでその世界に入っていけず、がっかりしたのを覚えている。
それに比べ『ドラリオン』は、すべての技が驚きと感動に満ちていたし、それぞれのサーカスの合間・合間に出てくるピエロたちもかなりの芸達者で、大いに笑わせてくれた。本当に面白かった。
サーカス技では特にトランポリンを使ったサーカスと、人間ピラミッドを作りながら縄跳びを跳ぶサーカスが私にとっては最高だったなぁ。
このすごさは本当に観てみた人にしかわかりませんぞ!!
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