9・11のテロ以降、アメリカへの渡航の際は預け荷物検査、手荷物検査、身体チェックなどが厳しくなった。(イギリスもテロが起こって以来、厳しくなったと聞いた)
靴の底に爆弾を仕掛けていた犯人が見つかったおかげで、靴を脱がされて金属探知の門をくぐるのは当たり前。
口紅爆弾が見つかったとかで、一時は口紅やリップまで全て取り上げられたそうだ。私はリップ中毒(数十分おきに、薬用リップを塗らないとダメなのだー)なので、どうやって機内にリップを持ち込むか策略をめぐらせたが、これは緩和されて今はリップを取り上げられることはなくなった。ふー、よかった。
それから、液体爆弾を持ってた犯人も未遂で捕まったとかで、一時は液体物は全て取り上げられたそうだ。 ペットボトルはもちろん、化粧品やリップグロス、目薬にいたるまで・・・。
目薬だよ、目薬!
私は、アレルギー性結膜炎で目のかゆみが常にあり、3種類の目薬を常用しているというのに!! 乾燥している機内でかゆみに襲われたらひとたまりもないじゃないの(怒)!!! そんなわけで「上着のポケットに入れて持ちこんだらばれないかしら?」などと策略をめぐらせたが、これも今では緩和されて100ml以上の液体のみが対象となった。よかった、よかった。
しかし・・・・私を襲った悲劇は、まさにこの液体物チェックなのであった・・・・。
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私は海外の化粧品(G社)を愛用している。
出国手続きをした後のデューティーフリーショップでは、海外の化粧品が日本のデパートで売られている価格より1~4割ぐらい安く手に入れられる。私はJALカードを持っているので、JAL のデューティーフリーならばさらに1割引で購入できる。
だから、たいてい海外に行くときは成田空港で化粧品を買っていくのだ。
今回も、化粧落しを購入したところ、
「アメリカ行きですと、これは液体ですのでここではお渡しできません。手荷物検査が済んだ後、飛行機に乗る直前でお渡しいたします。」といわれた。
え?手荷物のX線検査は既に済んでいるのに?と思っていたが、なるほど、アメリカ行きの飛行機は、搭乗口前でもう一度手荷物検査をしていた。
ただしここでは機械によるものではなく、検査官がバッグを開けて中身をごそごそとチェックするのだ。
「液体ものはありませんね?」「はい、持ってません。」というやり取りもあり、無事検査終了。
すごく簡単な検査だった。
検査を終えたアメリカ人の女の子たちが、午後の紅茶のペットボトルを持っていたほどである。
おいおい、意味ないじゃん。
なにはともあれ、私は航空券を機械に通し終え、飛行機の扉へと続く通路上で購入した化粧品を引き取って、機上の人となった。
(長くなったので続く)
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